「千葉県で狩猟免許を取りたいけど、何から始めればいい?」——そんな方に向けた記事です。

「試験って難しいの?」「費用はどれくらい?」「千葉県の試験会場や日程は?」——調べれば調べるほど情報がバラバラで迷いますよね。

この記事では、千葉県で第一種銃猟免許を実際に取得した私が、申し込みから合格発表までの全工程を体験ベースで解説します。試験当日の受験者60名中8名が不合格だったリアルな数字や、技能試験で散弾銃が硬くて焦ったエピソードなど、他サイトでは読めない一次情報をたっぷり盛り込みました。

狩猟免許を取ったら、どんな動物を獲れる?

狩猟免許と猟銃免許の違い

狩猟に関連する免許は大きく2種類あります。最初に整理しておくと理解がぐっとスムーズになります。

免許の種類内容管轄
狩猟免許野生鳥獣を捕獲するための免許。わな・網・銃など猟法ごとに分かれている都道府県知事
猟銃所持許可(猟銃免許)猟銃(散弾銃・ライフルなど)を所持するための許可。難易度はやや高め公安委員会

ポイント:銃を使わないわな猟・網猟を始めるなら、必要なのは狩猟免許だけです。猟銃所持許可は不要なので、ハードルは思ったより低いです。

狩猟免許の種類(4種類を比較)

狩猟免許は鳥獣保護管理法に基づき4種類あり、それぞれ使える猟具が異なります。取りたい免許の種類によって試験内容も変わります。

免許の種類使える猟具難易度初心者向け度
わな猟免許くくりわな・箱わなど(12種)★☆☆◎ 最もおすすめ
網猟免許むそう網・はり網など(4種)★☆☆
第一種銃猟免許散弾銃・ライフルなど(火薬銃)★★★△ 猟銃所持許可も別途必要
第二種銃猟免許空気銃(エアライフル)★★☆

初心者にはわな猟免許がもっともおすすめです。シカ・イノシシなど大型獣の有害鳥獣駆除の担い手として地域でも需要が高く、農家から感謝されることも多いです。「いつかは猟銃で大物を」と考える方は、熊ハンターまでのロードマップも参考にしてみてください。

🦌 千葉県で狩猟できる主な動物

🐗 イノシシ 🦌 キョン 🦊 キツネ 🦝 タヌキ 🐇 ノウサギ 🦡 アナグマ 🐦 キジ 🕊️ キジバト 🦆 マガモ 🦆 カルガモ 🐦 カラス 🦝 アライグマ

※ 狩猟鳥獣は環境省が全国共通で指定。ただし都道府県により捕獲禁止・制限がある場合があります。事前に県の担当窓口にご確認ください。

千葉県の2026年度(令和8年度)狩猟免許試験 日程

区分日程種別
前期(第1〜5回)6月27日・28日、7月16日・17日、8月9日回により網・わな/銃猟が交互(第5回はわな猟のみ・市町村推薦回)
後期(第6〜10回)10月24日・25日、11月28日、2027年1月30日・31日同上(網・わなと銃猟が交互)

※ 会場は主に千葉県射撃場(市原市)(第8回のみ南房総市役所・印西市立印旛公民館)。申込は前期・後期それぞれ数日間の事前申込期間しかなく、後期分はちば電子申請サービスで2026年9月3日〜4日(郵送は9月1日〜2日)です。定員の8割が電子申請枠・2割が郵送枠で、前期・後期各1回(計2回)までしか受験できません。この「申込期間の短さ」が千葉県受験の最大の落とし穴です。

全国47都道府県の試験日程・実施回数まとめで他県と比較できます

📝 試験対策

狩猟免許の過去問・練習問題380問に挑戦

本番形式30問の模擬試験と弱点分析つき。スマホで手軽に演習できます。

狩猟免許の過去問を無料で解く →

取得までの流れ(ステップ解説)

狩猟免許取得には試験への申し込みから合格・登録まで、おおよそ以下の流れが必要です。

  1. 受験する都道府県と試験日程を確認する
    試験は都道府県ごとに年1〜2回(主に7〜9月)実施。各県の農林水産担当窓口や猟友会が日程を公表しています。
  2. 申込書類を準備・提出する(試験1〜2ヶ月前)
    住民票・医師の診断書・写真・申請書が必要。受験料(約5,200円)も納付します。
  3. 狩猟読本で自習 or 事前講習会に参加する
    各都道府県猟友会が「事前講習会」を実施。参加すれば試験範囲がほぼカバーでき、独学に不安な方におすすめです。講習会の内容・申し込み方法は狩猟免許の初心者講習会とは?で詳しく解説しています。
  4. 試験当日:知識試験・適性試験・技能試験(わな猟の場合)
    午前に知識試験・適性試験、午後に技能試験(実技)が行われることが多い。
  5. 合格通知→狩猟免状交付
    合格後、免状交付手数料(1,800円)を納付すれば免状が交付されます。
  6. 猟友会への入会(任意だが実質必須)・狩猟者登録
    猟友会に入ることでハンター保険加入・ベテランのサポートが受けられます。毎年の狩猟前に狩猟者登録と狩猟税の納付も必要です。

注意:千葉県の事前申込は前期・後期ともわずか数日間しかありません(後期は9月1日〜4日)。「試験の1ヶ月前に準備すればいい」という他県の感覚でいると申込期間自体を逃します。私も最初この仕組みに戸惑いました。

試験の内容と難易度・合格率

狩猟免許試験はどのくらい難しいのか?結論から言うと、きちんと準備すれば合格できる難易度です。

全国平均の合格率

狩猟免許試験の全国平均合格率はわな猟・網猟で70〜80%前後(環境省発表データ)です。第一種銃猟免許も同水準です。しっかり準備すれば合格できる試験です。

① 知識試験(筆記)

鳥獣保護管理法の基礎知識、猟具の種類と使い方、鳥獣の識別(写真で種類を答える)などが出題されます。

📚 知識試験の対策テキスト(Amazonで確認)

狩猟読本の補助として模擬試験つきの市販テキストを使うと合格しやすくなります。テキスト選びの詳細はこちら

狩猟免許試験 絶対合格テキスト わな猟版
わな・網猟テキスト →
狩猟免許試験 絶対合格テキスト 銃猟版
銃猟テキスト →

② 適性試験

視力・聴力・運動能力の確認です。眼鏡・補聴器使用可。以下の基準を満たせば問題ありません。

③ 技能試験(わな猟の場合)

くくりわな・箱わなの設置・解除を実際に行います。猟具の名称当ても出題されます。事前講習会で練習すれば十分対応できます。私も千葉県の猟友会主催講習で初めて触りましたが、当日問題なく合格できました。

難易度まとめ:事前講習会+狩猟読本の自習で1〜2週間準備すれば、ほぼ確実に合格できる難易度です。難関資格ではありません。「難しそう」と思い込みで諦めないでください。ITパスポート・簿記など身近な資格との詳しい比較は狩猟免許の難易度で解説しています。

費用の目安(初年度トータル)

狩猟免許取得〜初年度の猟シーズンまでにかかる費用の全体像をまとめました。

項目目安費用備考
受験料5,200円都道府県収入証紙等
事前講習会費10,000〜15,000円参加任意だが強く推奨
狩猟読本1,000〜2,000円猟友会から購入
医師の診断書2,000〜5,000円内科等で発行
免状交付手数料1,800円千葉県の場合
猟友会入会費・年会費10,000〜30,000円都道府県・支部により異なる
ハンター保険3,000〜5,000円猟友会経由で加入が多い
狩猟税(わな猟)8,200円(一般)猟友会会員は減額あり
初年度合計(目安)4〜7万円2年目以降は大幅に減る

2年目以降は試験費・講習費がかからないため、猟友会年会費+狩猟税の2〜4万円程度まで下がります。

千葉県での取得体験談——私はこうやって受かりました

私が千葉県で狩猟免許(第一種銃猟)を取得したときの流れを、リアルな数字とともに詳しく紹介します。わな猟免許と手続きはほぼ同じなので参考になるはずです。

申し込み〜事前講習会

千葉県のウェブサイトで試験日程を確認し、まず猟友会が主催する事前講習会(1日)に申し込みました。講習費は約1万円。正直「独学でいけるかな」とも思いましたが、結果的に参加して大正解でした。試験に出るポイントを講師が明確に教えてくれるうえ、実技(模擬銃の分解結合や鳥獣判別)を実際に手で触って練習できたのが大きかったです。周りの受講者は20代〜60代まで幅広く、女性も数名いました。

勉強方法——1週間で合格ラインに届く

講習会後、狩猟読本を2回通読+鳥獣判別の写真問題を繰り返して約1週間勉強しました。一番手こずったのは鳥獣の識別。似た鳥(ヒヨドリとツグミなど)の見分けは最初まったくできませんでしたが、毎晩15分ずつ写真を見続けたら3日目には自然と覚えていました。鳥獣判別の対策は狩猟免許の鳥獣判別 完全攻略にまとめています。

試験当日——1日で全試験が終わる

会場は県内の研修センター。午前に知識試験(30問・マークシート)と適性検査、午後に技能試験(実技)という流れで、1日で全て終わります

知識試験は30分ほどで終わり、手応えとしては「講習会の内容がほぼそのまま出た」という印象。体感では知識試験で不安になることはほとんどありませんでした。適性検査は視力・聴力・運動能力の確認で、健康な方なら問題ありません。

問題は技能試験でした。

【体験談】鳥獣判別でオス・メスの描き忘れ——3問ほど落とした

鳥獣判別では、鳥獣の絵を見て狩猟鳥獣かどうかを答えるのですが、私はオス・メスの描き分けを見落として3問ほど落としてしまいました。たとえばキジのオスは狩猟鳥獣ですがメスは非狩猟鳥獣です。絵をよく見ればオスメスの特徴が描かれているのに、焦って見逃してしまったのです。

注意:鳥獣判別では「何の動物か」だけでなく「オスかメスか」まで確認するのが鉄則です。焦って即答せず、絵の細部(冠羽・体色・角の有無)をしっかり見てください。これだけで数問拾えます。

【体験談】散弾銃の分解結合——冬は銃が硬い

技能試験のもう一つの山場が散弾銃の分解結合です。私が受験したのは冬だったため、試験用の散弾銃が冷えて金属部分が硬く、分解がなかなかできませんでした。力を込めてもレバーが動かず、焦りが増す一方——結局、試験官に1度手伝ってもらう場面がありました。

「これは落ちたかもしれない……」と正直かなり不安でしたが、結果的には合格できました。試験官も受験者を落とすことが目的ではないので、手順を理解していることが伝われば多少のつまずきは大丈夫のようです。

冬に受験する方へ:銃の金属部品は寒いと硬くなります。事前講習会で「力の入れ方のコツ」を体で覚えておくのが重要です。講習会では何度でも触らせてもらえるので、遠慮せず繰り返し練習してください。

合格発表——約3週間後に結果が届く

合否の結果は試験から約3週間後に届きました。千葉県の場合、合格者の受験番号は千葉県の狩猟免許試験結果ページ(外部サイト)でも確認できます。

私が受験した回の結果がこちらです。

千葉県狩猟免許試験の合否結果(受験番号一覧)
私が受験した回の合否結果。黒塗りが不合格・欠席の受験番号。

受験者60名中、不合格・欠席は8名という結果でした。内訳は以下の通りです。

区分人数
合格52名
欠席(そもそも来なかった)2名
知識試験で不合格2名
技能試験で不合格4名

合格率は約87%(欠席除くと約90%)。全国平均とほぼ同水準です。注目すべきは技能試験での不合格が最も多いこと。知識試験は狩猟読本を読めばほぼ通りますが、技能試験は実際に手を動かす練習をしていないと落ちるリスクがあります。

振り返って思うこと:鳥獣判別のオスメス見落としで3問落とし、散弾銃の分解では試験官に助けてもらい、正直「落ちたかも」と思いました。でも結果は合格。完璧でなくても、基本を押さえていれば受かる試験です。一番大事なのは「事前講習会で実技を体験しておくこと」「申し込み締切を逃さないこと」。試験は年1〜2回しかないので、日程確認だけは早めに。

【現在進行中】猟銃所持許可の取得にも挑戦中です

狩猟免許(第一種銃猟)を取得した後、実際に猟銃を持つためには別途猟銃所持許可(公安委員会の許可)が必要です。私は現在、猟銃等講習会の学科試験に合格し、警察とのやりとりを進めている段階です。所持許可が下りるまでの体験も、進展があり次第このサイトで随時レポートしていきます。「これからリアルタイムで追いかけたい」という方は、ぜひブックマークしておいてください。

取得後の更新手続き(3年ごと)については狩猟免許の更新手続き完全ガイドを参照してください。

よくある質問(FAQ)

Q. 狩猟免許の難易度はどのくらいですか?

全国平均合格率は70〜80%前後で、準備すれば合格できる難易度です。事前講習会(猟友会主催)に参加し、狩猟読本を1〜2週間勉強すれば十分対応できます。難関資格ではありません。

Q. 狩猟免許に年齢制限はありますか?

原則として18歳以上が取得要件です。性別による制限はなく、女性ハンターも年々増えています。また、精神保健福祉法や麻薬取締法違反など一部の欠格事由に該当する場合は取得できません。

Q. 狩猟免許を取れば今すぐ狩猟できますか?

免許取得後、さらに狩猟者登録(都道府県ごとにシーズン前に申請)と狩猟税の納付が必要です。また猟友会への加入も実質的に必要です。免許取得 = すぐ猟ができる、ではありません。

Q. 千葉県での受験で注意することはありますか?

千葉県では試験を年2回程度実施しています(毎年7〜9月頃)。千葉県猟友会の事前講習会は試験対策として非常に有効です。試験日程・申込先は千葉県農林水産部野生生物保護管理室の公式ページで確認してください。

Q. わな猟と銃猟、どちらを先に取ればいいですか?

初心者にはわな猟免許を先取得するのが一般的なルートです。わな猟は猟銃所持許可が不要で、手続きがシンプル。地域によっては農家から猟地の提供を受けやすく、活動の場も確保しやすいです。銃猟は別途猟銃所持許可が必要で、申請から取得まで最低6ヶ月かかります。

まとめ

狩猟の第一歩は狩猟免許から。「難しそう」と思い込まずに、まず今年の試験日程を調べてみましょう。千葉県なら後期の事前申込(9月1日〜4日)がこの後の最初のチャンスです。

この記事を書いた人

千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。

参考・引用元

※ 本記事の情報は2026年4月時点のものです。試験日程・費用・手続きは都道府県によって異なります。受験前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。

ホームに戻る 他の狩猟免許関連の記事を見る