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狩猟免許の初心者講習会とは?内容・申し込み・メリットを体験談つきで解説

狩猟免許

「狩猟免許の初心者講習会って参加したほうがいいの?」「独学でも合格できる?」——これから狩猟免許を受ける人が必ず迷うポイントです。

結論から言うと、初心者講習会には絶対に参加すべきです。私は千葉県で第一種銃猟免許を取得しましたが、講習会に参加したおかげで試験当日はほとんど迷うことなく合格できました。

この記事では、実際に千葉県猟友会の初心者講習会に参加した体験をもとに、講習会の内容・申し込み方法・費用・参加するメリットを詳しく解説します。

初心者講習会とは?狩猟免許試験との関係

初心者講習会(事前講習会)とは、各都道府県の猟友会が狩猟免許試験の前に開催する対策講座です。鳥獣保護管理法に基づく公式の試験とは別に、猟友会が独自に実施しています。

受講は任意ですが、実際に試験会場で顔ぶれを見ると、受験者の9割近くが講習会に参加していた印象でした。試験のおよそ1週間前に開催されることが多く、1日かけて知識試験・技能試験の両方をカバーします。

つまり、この講習会が事実上の「試験対策の本命」なのです。

ポイント:講習会への参加は法律上の義務ではありません。しかし実態としては「参加しないと合格が難しく、参加してちゃんと勉強すれば落ちることはない」という位置づけです。

講習会の申し込み方法と費用

初心者講習会は各都道府県の猟友会が主催しています。狩猟免許試験の申し込み(都道府県庁宛て)とは別の手続きなので注意してください。

申し込みの流れ

  1. 都道府県猟友会のウェブサイトで日程を確認する
    千葉県の場合、千葉県猟友会のサイト(外部サイト)から日程・会場を確認できます。
  2. 電話またはウェブから申し込む
    猟友会の窓口に電話で申し込むのが一般的です。定員があるので早めに申し込みましょう。
  3. 受講料を支払う
    受講料は都道府県によりますが、10,000〜15,000円程度が相場です。

受講料に含まれるもの

受講料には教本(狩猟読本)・例題集・配布資料が含まれていることが多いです。市販されていない教材なので、これだけでも受講料の価値があります。

注意:講習会と試験は別々に申し込む必要があります。試験の申し込み(都道府県庁宛て)を忘れると講習を受けても受験できません。試験の申し込み手順は狩猟免許の取り方完全ガイドを参照してください。

講習会の内容(午前・午後の流れ)

講習会は丸1日のプログラムで、午前は知識(座学)、午後は技能(実技)の2部構成になっています。

午前の部:知識試験対策(座学研修)

午前中は試験で出題される知識問題の研修です。講師(猟友会のベテランハンター)が教本をベースに重要ポイントを解説してくれます。

  • 鳥獣保護管理法の基礎知識
  • 猟具の種類と使い方のルール
  • 狩猟鳥獣の識別(写真を見て種類を答える練習)
  • 猟期・猟区・禁止事項などの法律知識

講習会で配布される教本(狩猟読本)をしっかり読み込めば、知識試験は問題なく突破できます。講師が「ここは試験に出ます」と教えてくれることも多いので、メモを取りながら聞くのがおすすめです。

午後の部:技能試験対策(実技研修)

午後は実際に猟具を使った実技の練習です。ここが講習会最大のメリットと言っても過言ではありません。

  • 猟具の判別(実物を見て名称を答える)
  • 猟具の取り扱い(わなの設置・銃の分解結合など)
  • 鳥獣の判別(イラストや写真で狩猟鳥獣か非狩猟鳥獣かを答える)
  • 距離の目測(指定距離を目視で当てる)

体験談:私が参加して驚いたのは、午後の実技試験の内容が初心者講習会とほぼ同じだったこと。距離の目測問題も、講習会で練習した距離感がそのまま本番に出ました。つまり、講習会に参加すれば実技で間違えることはまずありません。

鳥獣の判別については、狩猟免許の鳥獣判別 完全攻略で覚え方・出題形式を詳しく解説しています。

講習会に参加するメリット3つ【体験談】

メリット1:教本・例題集がもらえて勉強の指針ができる

講習会に参加すると、狩猟読本(HUNTER’S TEXTBOOK)と狩猟免許試験 例題集がもらえます。どちらも一般社団法人 大日本猟友会が発行しているもので、市販されていない資料です。

初心者講習会でもらった狩猟読本(HUNTER'S TEXTBOOK)と狩猟免許試験 例題集
実際に講習会で配布された教本(狩猟読本)と例題集。この2冊が試験対策の柱になる。

特に例題集は本番の出題形式に近いため、この2冊を試験までの1週間でしっかり読み込めば知識試験は十分に合格できます。

メリット2:実技試験の「予行演習」ができる

先述のとおり、午後の実技研修は本番の試験内容とほぼ同じです。わなの設置手順、銃の操作、距離の目測——すべて講習会で一度経験しておけば、本番で焦ることはありません。

特に銃の分解結合やわなの設置は、動画や本だけでは感覚がつかみにくいので、実物に触れる機会は講習会を逃すと試験本番までありません。

メリット3:試験会場の「顔見知り」ができる

私の体験では、講習会の参加者と1週間後の試験会場の顔ぶれは9割方同じでした。見知った顔がいるだけで試験当日の緊張がかなり和らぎます。休憩時間にほかの受験者と情報交換できるのも地味に助かります。

【考察】講習会の「もうひとつの役割」

これは個人的な考察ですが、初心者講習会は猟友会にとっての貴重な収入源になっている面もあると感じました。受講料10,000〜15,000円×参加者数は、地方の猟友会にとって決して小さくない金額です。

猟友会はハンターの高齢化・減少で財政的に厳しいところも多く、講習会の受講料が運営資金の一部を支えている構造は理解できます。とはいえ、受講料以上の価値は確実にあると断言できます。

講習会参加 vs 独学|どっちが合格しやすい?

「受講料を節約して独学でいけないか?」と考える方もいるでしょう。結論から言えば、知識試験は独学でも対応可能ですが、実技試験は講習会なしだとかなり厳しいです。

比較項目 講習会に参加 独学のみ
費用 10,000〜15,000円 0円(教本入手が課題)
知識試験の合格率 ◎ 高い ○ 対応可能
実技試験の合格率 ◎ ほぼ確実 △ 猟具未経験だと厳しい
距離の目測 ◎ 講習で練習済み ✕ 練習の場がない
教本の入手 ◎ 受講料に含まれる △ 猟友会から個別購入が必要
不合格時のリスク 低い 再受験料5,200円+次回まで数ヶ月待ち

独学で不合格→再受験になれば受験料5,200円が追加でかかりますし、次の試験日まで数ヶ月待つことになります。合格への最短ルートとして、講習会への参加は最良の投資です。

よくある質問(FAQ)

Q. 初心者講習会に参加しなくても合格できる?

制度上は可能です。ただし、実技試験は猟具の実物に触れた経験がないと厳しく、距離の目測も練習なしでは難しいです。合格率を上げたいなら講習会への参加を強くおすすめします。

Q. 講習会の受講料はいくら?

都道府県の猟友会により異なりますが、10,000〜15,000円程度が相場です。教本(狩猟読本)・例題集などの資料代が含まれています。狩猟免許取得にかかる費用全体については狩猟免許の取り方完全ガイドでまとめています。

Q. 講習会はいつ開催される?

狩猟免許試験の約1週間前に開催されるケースが多いです。日程は各都道府県の猟友会ウェブサイトで公表されるので、試験申し込みと同時に確認しましょう。

Q. 講習会当日の持ち物・服装は?

筆記用具とメモ帳があれば十分です。服装は特に指定はなく、私服で問題ありません。私は1月の講習会にスウェットで参加しましたが、まったく問題ありませんでした。実技研修では猟具を扱うので、動きやすい服装であればOKです。昼食は休憩時間に外で食べるか、弁当を持参する方が多かったです。

Q. どの種類の狩猟免許でも講習会はある?

はい。わな猟・網猟・第一種銃猟・第二種銃猟のいずれも、各猟友会が講習会を開催しています。免許の種類ごとに実技の内容が異なるため、自分が受験する免許種に対応した講習会に申し込んでください。狩猟に必要な装備については狩猟の装備・道具まとめも参考にしてください。

まとめ

  • 初心者講習会は猟友会が主催する狩猟免許試験の対策講座(任意参加だが事実上必須)
  • 午前は知識(座学)、午後は技能(実技)の1日プログラム
  • 実技試験の内容は講習会とほぼ同じなので、参加すれば実技で落ちることはまずない
  • 教本(狩猟読本)・例題集がもらえ、それを勉強すれば知識試験も問題なし
  • 受験者の9割近くが参加しており、参加しないほうがリスクが高い
  • 受講料は10,000〜15,000円だが、合格への最短ルートとしてコスパは抜群

これから狩猟免許を取得しようと考えている方は、まず講習会の日程を確認して申し込みましょう。狩猟免許の取得全体の流れは狩猟免許の取り方完全ガイドを参考にしてください。

この記事を書いた人

千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。

※ 本記事の制度情報は2025年4月時点のものです。受講前に各都道府県猟友会の公式情報をご確認ください。

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