「猟銃を持ちたいけど、まず何をすればいいの?」——猟銃所持許可の取得を目指す人が最初に受けるのが「猟銃等講習会(初心者講習)」です。

私自身、千葉県でこの講習を受けて筆記試験に合格しました。正直なところ、講習を聞いているだけでは合格は厳しいという印象でした。この記事では、申し込みの手順から当日の流れ、合格するための勉強法まで、実体験をもとに解説します。

この記事でわかること

猟銃等講習会とは?

結論:費用6,900円・丸1日。筆記試験の合格率は体感70〜80%。事前勉強なしだと落ちます。

猟銃等講習会(初心者講習)は、猟銃や空気銃の所持許可を初めて取得する人が最初に受ける講習です。都道府県の公安委員会が主催し、各警察本部が実施しています。

講習の最後に筆記試験(考査)に合格すると「講習修了証明書」が交付され、次のステップ(教習資格認定申請)に進めます。

注意:猟銃等講習会は「猟銃所持許可」のための手続きです。「狩猟免許」とは別物なので混同しないようにしましょう。狩猟免許の取り方は狩猟免許の取り方完全ガイドで詳しく解説しています。

項目 内容
対象 猟銃・空気銃を初めて所持したい人
主催 都道府県公安委員会(各警察本部)
手数料 6,900円
所要時間 丸1日(午前9時台〜午後5時頃)
合格後にもらえるもの 講習修了証明書(有効期間3年)

申し込みから受講までの流れ【千葉県の実例】

結論:警察署に電話予約 → 窓口で申込(6,900円)→ 教本をもらって当日に備える。この3ステップです。

Step 1:警察署に電話予約する

住所地を管轄する警察署の生活安全課に電話して、希望の講習日を伝えます。

千葉県の場合、講習は年に数回(2〜3ヶ月に1回程度)。申込期間は「開催月の2ヶ月前の1日〜前月末」で、定員に達した時点で締め切りです。

予約が取れないときの対策:

私は千葉県警のホームページ(外部サイト)で日程を確認してから電話しました。

Step 2:警察署で申込手続き

予約後、警察署の窓口で以下の書類を提出します。

手続きが完了すると、受講通知書と教本(テキスト)が渡されます。この教本が講習当日と試験の基本になるので、事前に目を通しておくと有利です。

ポイント:代理申請も可能です。その場合は本人の委任状と代理人の本人確認書類が必要です。

Step 3:講習当日の持ち物

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講習当日の流れと筆記試験の内容

結論:朝9時〜夕方5時の丸1日。午前〜午後は座学、最後に筆記試験。合格すればその場で修了証明書がもらえます。

当日のタイムスケジュール

時間 内容
9:00頃 集合・受付
9:30〜15:00頃 講習(法令・火薬類・銃の取扱い・保管方法)※ 昼休憩あり
15:00〜 筆記試験(考査)
試験後 合格発表・修了証明書交付

会場の雰囲気

受講者の男女比は9:1くらいで、やはり男性が圧倒的に多かったです。年齢層は全体的に高めでしたが、20〜30代の若い人もちらほらいました。

講習は丸1日かかるので体力的にも意外としんどいです。昼休憩は50分程度で、会場によっては周囲にコンビニがないこともあるので昼食は持参が安心です。

筆記試験(考査)の内容

講習の最後に筆記試験が行われます。試験範囲は講習で扱った内容——銃刀法・火薬類取締法・銃の安全な取扱い・保管方法などです。

正直に言うと、講習を聞いているだけでは合格は厳しいという印象でした。講習の内容から出題されるとはいえ、法律の細かい数字(保管距離や届出期限など)は1回聞いただけでは覚えきれません。

私が受験した回の合格率は体感で70〜80%くらい。全員が受かるわけではないので、事前の勉強が重要です。

合格すると——講習修了証明書の交付

試験に合格すると、その場で「講習修了証明書」が交付されます。この証明書は猟銃所持許可の申請に必要で、有効期間は3年間です。

猟銃等講習会の講習修了証明書(個人情報はモザイク処理済み)
実際に交付された講習修了証明書(個人情報はモザイク処理しています)

合格するための勉強法

結論:①教本を事前に読む ②過去問を解く ③講習中にメモを取る。この3つで合格率が大きく上がります。

ちなみに、猟銃等講習会と前後して受けることになる狩猟免許試験そのものについては、狩猟免許の難易度で合格率・勉強時間をITパスポートや簿記と比較しながら解説しています。

1. 教本を事前に読み込む

申し込み時にもらえる教本が試験の出題ベースです。特に銃刀法と火薬類取締法の数字(保管基準・届出期限・罰則)は重点的に覚えましょう。弾薬に関する法律の全体像は弾薬に関する法律まとめでも解説しています。

2. ネットで過去問・練習問題を解く

ネット上には猟銃等講習会の過去問や練習問題が公開されています。私も事前にこれらを探して繰り返し解きました。ただし、情報が古かったり見にくかったりするサイトも多いのが実情です。

📝 無料の練習問題集:狩猟免許の知識試験を本番と同じ三択形式で練習できます。狩猟免許試験 練習問題集(380問以上)で法令・猟具・鳥獣・保護管理をまとめて対策しましょう。

3. 講習中はメモを取る

講師が「ここは重要です」と強調した箇所は高確率で出題されます。眠くなりがちな丸1日の講習ですが、重要ポイントだけでもメモしておくと試験直前の見直しに役立ちます。

合格後にやること——次のステップ

講習修了証明書を手に入れたら、猟銃所持許可の取得に向けて次のステップに進みます。

  1. 教習資格認定申請(警察署に申請 → 身辺調査あり)
  2. 射撃教習(射撃場で実弾を使った教習を受ける)
  3. 所持許可申請(銃の購入先を決めてから申請)
  4. 銃の受け取り・確認

射撃教習では耳栓・イヤーマフ・シューティンググラスなどを自分で用意します。詳しくは射撃教習の持ち物リストを参照してください。

全体の流れや費用については猟銃所持許可の取り方まとめで詳しく解説しています。費用の内訳が気になる方は猟銃所持許可の費用まとめもあわせてどうぞ。

ポイント:私自身は講習修了証明書の取得後、現在教習資格認定〜所持許可申請の手続きを進めている段階です。進捗があればこの記事も随時更新していきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 猟銃等講習会は誰でも受けられる?

基本的に18歳以上であれば受講できます。ただし、銃刀法で定められた欠格事由(精神疾患・薬物依存・暴力団関係など)に該当する場合は所持許可が下りないため、受講前に警察署に確認しておくと安心です。

Q. 不合格になったらどうなる?

不合格の場合は再度申し込みが必要です。手数料6,900円もその都度かかります。次の開催日まで2〜3ヶ月待つことになるので、できれば一発合格を目指したいところです。

Q. 講習修了証明書の有効期間は?

交付日から3年間です。この期間内に教習資格認定申請を行わないと、再度講習を受け直す必要があります。

まとめ

猟銃所持許可の取得は長い道のりですが、この講習会を乗り越えることが第一関門です。しっかり準備して、一発合格を目指しましょう。

参考・引用元

この記事を書いた人

千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。猟銃等講習会に合格し、現在猟銃所持許可の取得に向けて手続きを進めています。免許取得・講習受講の実体験をもとに、これから猟銃を持ちたい人が迷わないよう情報を発信しています。

※ 本記事の制度情報は2026年4月時点のものです。申し込み前に各都道府県の公式情報をご確認ください。

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