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「ニホンジカを猟で獲ってみたい」「ニホンジカ猟にはどんな銃や弾が必要?」——この記事では、ニホンジカ(Sika Deer)の生態・分布・猟期・対応猟銃・猟法まで、猟を始める前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
この記事でわかること
- ニホンジカの外見・足跡の特徴
- 生態と行動パターン
- 分布と主な猟場
- おすすめの猟銃と弾の選び方
- 猟法とアプローチの仕方
ニホンジカとは? — 姿と基本情報
ニホンジカ(学名:Cervus nippon)は日本の狩猟鳥獣に指定されている野生動物です。

ニホンジカ
外見の特徴
体長100〜170cm、体重40〜130kg(エゾシカはさらに大型で150kg超の個体も)。夏毛は茶褐色に白い斑点(鹿の子模様)が目立ち、冬毛は灰褐色で斑点が消える。オスのみ角を持ち、毎年春に落ちて生え変わる。角は年齢とともに枝分かれが増え、最大で4本枝になる。
足跡の特徴
偶蹄で、2つの蹄がやや尖った形状。イノシシより細長く、副蹄が地面につきにくい。足跡のサイズは体の大きさによって変わるが、概ね5〜8cm。糞は黒い楕円形の粒が散らばる「ばらけ糞」が特徴的。
生態と行動パターン
草食性で、草・木の葉・樹皮・農作物を食べる。繁殖期は9〜11月で、オスが「フィーヨ」と甲高い声で鳴く。1産1子が基本。群れで行動し、メスと子の群れ・オスの単独行動に分かれる。全国で個体数が爆発的に増加しており、農林業被害・森林の下層植生の食い尽くしが深刻な社会問題になっている。
分布と猟場
北海道(エゾシカ)から九州まで全国に分布。特に北海道・東北・関東山地・紀伊半島・九州山地に多い。標高の高い山岳地帯から里山・農地周辺まで幅広く生息。近年は市街地への出没も増えている。
猟期
基本猟期は11月15日〜翌2月15日(北海道は10月1日〜翌1月31日)。メスジカの捕獲強化のため、多くの都道府県で猟期延長措置が取られている。有害鳥獣駆除では通年捕獲可能な地域も多い。
捕獲統計:環境省が毎年公表している鳥獣関係統計(外部サイト)で、ニホンジカの都道府県別捕獲数を確認できます。西日本・九州で特に捕獲数が多く、近年は東日本でも増加傾向が続いています。
対応猟銃と弾の選び方
散弾銃+スラッグ弾が最も一般的。12番ゲージのスラッグ弾で有効射程50〜80m。ライフル銃を使えるなら.308 Winや.30-06 Springfieldが定番で、有効射程は200m以上。北海道のエゾシカ猟ではライフルが主流。空気銃での捕獲は威力不足のため推奨されない。サボットスラグ+ハーフライフル銃(スラグ専用銃)で精度を高める方法もある。
ポイント:猟銃の取得手続きや費用について詳しくは猟銃免許の取り方 全国版を参考にしてください。
猟法とアプローチ
巻き狩りがチーム猟の定番。勢子が尾根筋から追い出し、谷筋のタツマが射撃する。忍び猟は足跡・糞・食痕を頼りに単独で接近する方法で、静かな山中での駆け引きが醍醐味。北海道では広大な牧草地での流し猟(車で移動しながらシカを探す)も一般的。エゾシカ猟はビギナーにも比較的取り組みやすいとされる。
安全上の注意:オスジカの角は非常に危険。仕留め損なった場合は無理に追わない。猟期中は他のハンターとの誤射事故防止のため、オレンジベストの着用と射線の確認を徹底する。
ジビエとしてのニホンジカ
鹿肉(ベニソン)は高タンパク・低脂肪のヘルシー食材として注目されている。味は牛肉に近い赤身で、クセが少なく食べやすい。ロースト・ステーキ・カレー・ジャーキーなど用途が広い。エゾシカ肉は特に流通量が多く、通販でも入手しやすい。
ジビエ料理のレシピや食べ方について詳しくはジビエとは?種類・味・料理法を完全解説も参考にしてください。
🍴 鹿肉(ジビエ)を食べてみたい人へ
狩猟免許がなくても、ジビエ肉は通販で購入できます。高タンパク・低脂質・鉄分豊富で、ローストやステーキに向きます。
→ その他のジビエ肉通販まとめ / 保存方法は真空パック・冷凍庫ガイドへ
よくある質問
Q. シカ猟に必要な免許は?
銃猟なら第一種銃猟免許と猟銃所持許可が必要です。わな猟でも捕獲可能で、その場合はわな猟免許のみでOKです。
Q. シカの農業被害はどのくらい?
全国の農林業被害額は年間約60億円超で、野生鳥獣被害の中で最大です。樹皮の食害による森林被害も深刻です。
Q. 初心者におすすめのシカ猟は?
北海道のエゾシカ猟ツアーは初心者にもおすすめです。ガイド付きで安全に体験でき、広い猟場で射撃しやすい環境が整っています。
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まとめ
- ニホンジカは日本の狩猟鳥獣に指定されている
- 猟期は原則11月15日〜翌2月15日(地域差あり)
- 対応猟銃:散弾銃+スラッグ弾が最も一般的。
- 安全に配慮し、法令を遵守して猟を楽しみましょう
狩猟免許の取り方から装備の揃え方まで、詳しくは狩猟の装備一覧を参考にしてください。
参考・引用元
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。猟期・捕獲規制は都道府県によって異なります。猟期前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。
| 銃の種類 | 弾・猟具 | 有効射程 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 散弾銃 12番 | スラッグ弾 / サボットスラグ | 50〜100m | 最も普及。サボットスラグ+ハーフライフル銃で精度向上 |
| ライフル銃 | .308 Win / .30-06 Sprg / .270 Win | 200m以上 | 北海道エゾシカ猟ではライフルが主流 |
チョーク:スラッグ使用時はスラッグチョーク(ライフルドチョーク)


