「キツネを猟で獲ってみたい」「キツネ猟にはどんな銃や弾が必要?」——この記事では、キツネ(Red Fox)の生態・分布・猟期・対応猟銃・猟法まで、猟を始める前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
この記事でわかること
- キツネの外見・足跡の特徴
- 生態と行動パターン
- 分布と主な猟場
- おすすめの猟銃と弾の選び方
- 猟法とアプローチの仕方
キツネとは? — 姿と基本情報
キツネ(学名:Vulpes vulpes)は日本の狩猟鳥獣に指定されている野生動物です。

キツネ
外見の特徴
体長60〜75cm(尾を除く)、尾長30〜45cm、体重4〜7kg。赤褐色の毛色が特徴で、腹部は白い。尾(ブラシ)はふさふさで先端が白い。耳の裏と四肢の先端は黒い。北海道のキタキツネは本州のホンドギツネよりやや大型。
足跡の特徴
イヌ科の4本指の足跡で、タヌキより細長い楕円形。前後の足跡がほぼ一直線に並ぶ「直線歩行」が特徴で、犬の足跡との区別点になる。
生態と行動パターン
雑食性だが肉食傾向が強く、ネズミ・ウサギ・鳥・昆虫・果実を食べる。主に夜行性だが、冬や早朝には日中も活動する。単独またはペアで行動。巣穴を掘って子育てし、春に4〜6頭の子を産む。警戒心が非常に強く、人の気配を敏感に察知する。聴覚が優れており、雪の下のネズミの動きを聞き取って飛びかかる「モウシング」は有名。
分布と猟場
北海道から九州まで全国に分布。里山・農地・林縁・河川敷など開けた場所を好む。北海道のキタキツネは人馴れした個体もいるが、エキノコックス(寄生虫)の感染源として注意が必要。
猟期
基本猟期は11月15日〜翌2月15日。
捕獲統計:環境省が毎年公表している鳥獣関係統計(外部サイト)で、キツネの都道府県別捕獲数を確認できます。西日本・九州で特に捕獲数が多く、近年は東日本でも増加傾向が続いています。
対応猟銃と弾の選び方
散弾銃+4号〜6号の散弾が一般的。タヌキより体が大きいため、やや大きめの散弾を選ぶと良い。空気銃でも対応可能。有効射程は散弾銃で25〜35m。
ポイント:猟銃の取得手続きや費用について詳しくは知識試験(鳥獣の知識)総まとめを参考にしてください。
猟法とアプローチ
キツネは警戒心が強く近づきにくいため、猟犬による追い出しや待ち伏せ猟が中心。北海道では冬の雪原で忍び猟が行われ、白い雪の中で赤い毛色が目立つキツネを遠距離から発見しやすい。コール(鳴き声の模倣)でおびき寄せる方法もあるが、上級テクニック。
安全上の注意:北海道のキタキツネはエキノコックス症の感染源として重要。捕獲後は素手で触れず、必ず手袋を着用。内臓の処理は特に注意が必要。
ジビエとしてのキツネ
キツネ肉は一般的に食用にはしない。毛皮としての利用が主で、キツネの毛皮は冬毛が最も美しく高品質とされる。
ジビエ料理のレシピや食べ方について詳しくは狩猟の装備一覧も参考にしてください。
よくある質問
Q. キツネ猟の魅力は?
警戒心が強く知能が高いキツネとの駆け引きが猟の醍醐味です。毛皮の美しさも魅力の一つ。北海道の雪原でのキツネ猟は風景も含めて格別。
Q. エキノコックスに感染するリスクは?
北海道のキタキツネはエキノコックスの保有率が高いため、素手で触れない・内臓を直接扱わないことが重要です。捕獲後は必ず手袋を着用してください。
Q. キツネとタヌキの足跡はどう見分ける?
キツネは足跡が一直線に並ぶ「直線歩行」、タヌキはやや蛇行する歩行パターンです。キツネの足跡はタヌキより細長い形状です。
まとめ
- キツネは日本の狩猟鳥獣に指定されている
- 猟期は原則11月15日〜翌2月15日(地域差あり)
- 対応猟銃:散弾銃+4号〜6号の散弾が一般的。
- 安全に配慮し、法令を遵守して猟を楽しみましょう
狩猟免許の取り方から装備の揃え方まで、詳しくは狩猟免許の取り方を参考にしてください。
参考・引用元
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。猟期・捕獲規制は都道府県によって異なります。猟期前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。
| 銃の種類 | 弾・猟具 | 有効射程 | 補足 |
|---|---|---|---|
| わな猟(主流) | くくり罠・箱罠 | — | キツネ猟はわな猟が現実的。警戒心が強く銃猟は難易度高い |
| 散弾銃 12番/20番 | 3号〜5号散弾 | 20〜35m | 銃猟の場合。警戒心が強く接近が困難 |
チョーク:改良シリンダー

