「狩猟免許って難しいの?」——これから取ろうか迷っている人が真っ先に気になるのが難易度のはずです。

結論からいうと、狩猟免許は日本でも取りやすい部類の資格です。私自身、第一種銃猟免許を取得しましたが、筆記試験は初心者講習会への参加+1週間ほどの勉強で合格できました。

実は私はITパスポートも取得しています。ITパスポートは1日3時間ほどの勉強を3週間続けて合格しましたが、狩猟免許は初心者講習会に出席して1週間・同じ1日3時間程度の勉強で合格できました。両方を体験した立場からいえば、勉強量はITパスポートの半分以下でした。

この記事では、ITパスポート・簿記3級・宅建・TOEIC600点など「よく比較される資格」と合格率・勉強時間・試験形式を並べて、狩猟免許の難易度を客観的に解説します。

この記事でわかること

狩猟免許の合格率・試験形式

狩猟免許の筆記試験は、環境省が集計する全国データでわな猟・網猟が70〜80%前後、第一種銃猟免許も同水準とされています。つまり、受験者の3〜4人に1人が落ちる程度——難関資格の水準ではありません。

項目内容
試験形式筆記(○×・多肢選択)+実技(鳥獣判別・猟具操作)
筆記出題数30問前後(第一種銃猟は猟具問題が増える)
合格ライン筆記・実技ともに各科目7割以上
合格率(全国)わな猟・網猟 70〜80%前後、第一種銃猟も同水準
目安勉強時間1〜2週間(狩猟読本1冊+初心者講習会)
参考書狩猟読本(各都道府県猟友会・環境省が配布)

試験範囲は「狩猟読本」という公式テキスト1冊に集約されており、出題はほぼそこから。暗記量は限定的で、特別な受験経験がなくても合格できる設計です。

また、多くの都道府県では試験前日または数週間前に「初心者講習会」が開催されており、そこで試験のポイントを直接教えてもらえます。試験対策の効率が大幅に上がるため、初めて受験する方は必ず参加しましょう。

他の資格との難易度比較一覧

「感覚的に難しそう」というイメージだけで諦めている方のために、馴染みのある資格と客観的に比べてみます。

資格合格率目安勉強時間難易度
狩猟免許(わな猟)70〜80%1〜2週間★☆☆☆☆
狩猟免許(第一種銃猟)70〜80%1〜2週間
※筆者実績: 初心者講習会+1日3時間×1週間
★★☆☆☆
ダイビングライセンス(学科のみ)ほぼ全員合格5時間前後
※筆者実績: 1日5時間で学科終了(実技は別途数日)
★☆☆☆☆
FP3級(ファイナンシャルプランナー)60〜80%40〜80時間★★☆☆☆
ITパスポート50〜60%100〜150時間
※筆者実績: 1日3時間×3週間
★★☆☆☆
基本情報技術者試験(FE)25〜40%200時間前後★★★☆☆
日商簿記3級40〜50%50〜100時間★★☆☆☆
危険物取扱者 乙種4類37〜38%40〜60時間★★☆☆☆
TOEIC 600点達成200〜400時間(英語力による)★★★☆☆
宅地建物取引士(宅建)15〜17%300〜400時間★★★★☆

ポイント:狩猟免許の合格率70〜80%は、FP3級と並んで取得しやすい資格の水準。ITパスポートや簿記3級より合格しやすく、宅建・TOEIC600点とは比べものにならないほど短期間で取れます。

勉強時間の比較が鍵

「合格率だけでは難易度はわからない」と感じる方もいるかもしれません。例えばFP3級も合格率は高いですが、40〜80時間の学習が必要です。

一方、狩猟免許は狩猟読本(約100〜150ページ)を1冊読み込めば1〜2週間で準備完了。社会人が仕事の合間に対策できる範囲です。

参考までに、ITパスポートは「最低でも100時間」が一般的な目安。簿記3級でも50〜100時間の計算演習が必要です。狩猟免許は計算問題がなく、暗記中心で完結するため勉強時間という点では別格の取りやすさといえます。

「落ちる人」がいる理由

合格率70〜80%ということは、20〜30%は不合格になっています。その理由のほとんどは:

逆に言えば、ちゃんと準備すれば合格率は90%超えを狙えます。

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種類別の難しさ:わな猟・第一種・第二種

狩猟免許には4種類あり、それぞれ難易度が異なります。

種類対象猟法難易度の特徴
わな猟免許くくり罠・箱罠など猟具の問題が多い。実技でわなの設置操作あり
第一種銃猟免許散弾銃・ライフル等猟銃の取り扱い・安全知識の問題が多い。実技で銃の操作あり(ただし実銃は使わない)
第二種銃猟免許空気銃第一種より問題数が少なめ
網猟免許むそう網・はり網など実技で網の操作あり。受験者が少ない

注意:初心者が銃猟を始めるには、狩猟免許とは別に「猟銃所持許可」が必要です。猟銃所持許可の取得手順は猟銃免許の取り方(全国版)で詳しく解説しています。

初心者に一番おすすめなのは「わな猟」

コストと難易度のバランスから、初めての狩猟免許にはわな猟が最も適しています。銃を使わないため所持許可が不要で、費用も試験料5,200円+都道府県収入証紙のみ。猟友会の費用(1〜3万円目安)を加えても10万円以下で始められます。

つまずきやすいポイントと対策

鳥獣判別が最大の関門

筆記より実技の「鳥獣判別」でつまずく受験者が多いです。シカとカモシカ、カルガモとマガモなど、よく似た動物を写真や剥製で見分けなければなりません。

対策は狩猟免許の鳥獣判別 完全攻略ガイドで詳しくまとめています。試験の1〜2週間前から画像で覚える練習を始めましょう。

筆記は「狩猟読本」の7割押さえれば合格

筆記試験の出題は、環境省・各都道府県が作成する「狩猟読本」からほぼ全問が出ます。全部完璧に覚える必要はなく、頻出分野(狩猟できる鳥獣の種類・禁止行為・安全管理)を重点的に押さえれば7割超えは難しくありません

法律・制度の問題は理解で乗り越える

「狩猟期間は何月から?」「禁止猟法はどれ?」といった法律系の問題は、暗記より「なぜその規則があるか」を理解すると定着しやすいです。鳥獣保護管理法の趣旨(生態系保護・個体数管理)を把握しておくと、見慣れない問題でも類推して答えられます。

📝 実際の出題形式を体験:「本当に簡単なの?」と思ったら、実際の三択問題を解いてみてください。狩猟免許の過去問・練習問題集(無料)なら、過去問の出題傾向に沿った380問以上を本番と同じ形式で演習できます。

よくある質問

狩猟免許の合格率は公式発表されていますか?

都道府県が独自の合格率を公表しているケースは少ないです。環境省が集計する全国値で「わな猟・網猟は70〜80%前後、銃猟も同水準」とされています。正確な最新データは各都道府県の担当窓口(農林水産・環境部局)にお問い合わせください。

初心者でも独学で合格できますか?

できます。狩猟読本1冊と初心者講習会(任意参加)を活用すれば、1〜2週間の準備で合格水準に達する方がほとんどです。ただし実技対策(鳥獣判別)は参考書だけでは不安なので、画像検索やYouTubeを使って動物の見た目を覚えることをおすすめします。

狩猟免許と猟銃所持許可は別物ですか?

別物です。狩猟免許は「どの猟法で狩猟できるか」の資格で、都道府県知事が発行します。猟銃所持許可は「猟銃を所持していいか」の許可で、都道府県公安委員会(警察)が管轄します。銃猟をする場合は両方が必要です。

まとめ

狩猟を始めるなら、まず狩猟免許の取り方完全ガイドで全体の流れを確認してみてください。

この記事を書いた人

千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)・基本情報技術者・ITパスポート・ダイビングライセンス取得済み。現在実猟に向けて準備中。複数の資格を実際に取得した体験をもとに、これから狩猟免許を目指す人が迷わないよう情報を発信しています。

参考・引用元

※ 情報は執筆時点のものです。合格率・試験内容は変更される場合があります。受験前に各都道府県の公式情報をご確認ください。

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