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「ツキノワグマを猟で獲ってみたい」「ツキノワグマ猟にはどんな銃や弾が必要?」——この記事では、ツキノワグマ(Asian Black Bear)の生態・分布・猟期・対応猟銃・猟法まで、猟を始める前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
この記事でわかること
- ツキノワグマの外見・足跡の特徴
- 生態と行動パターン
- 分布と主な猟場
- おすすめの猟銃と弾の選び方
- 猟法とアプローチの仕方
ツキノワグマとは? — 姿と基本情報
ツキノワグマ(学名:Ursus thibetanus)は日本の狩猟鳥獣に指定されている野生動物です。

ツキノワグマ
外見の特徴
体長110〜150cm、体重60〜120kg(秋の肥育期には150kgを超える個体も)。全身が黒い毛で覆われ、胸に白い三日月型の斑紋があるのが名前の由来(まれに斑紋がない個体もいる)。ヒグマより一回り小さいが、爪・牙ともに強力。
足跡の特徴
前足は幅広く、5本の指と長い爪痕がはっきり残る。後足はヒトの足裏に似た形状で、かかとまで地面につく(蹠行性)。木登りが得意で、樹上に枝を折って作る「クマ棚」も生息の証拠になる。
生態と行動パターン
雑食性で、春はブナの若葉・山菜、夏は昆虫・蜂蜜、秋はドングリ・栗などの堅果類を大量に食べる。冬眠期間は11月〜翌4月頃。単独行動が基本で、メスは2年に1回、1〜2頭の子を産む。近年は個体数の増加と生息域の拡大により、人身被害が全国的に増えている。
分布と猟場
本州・四国の山岳地帯に分布(九州では絶滅)。東北地方・中部山岳・紀伊半島に多い。ブナ林・ミズナラ林など落葉広葉樹林帯を中心に生息。秋のドングリ凶作年には里山への出没が激増する。
猟期
基本猟期は11月15日〜翌2月15日。ただし都道府県によっては捕獲禁止または頭数制限が設けられている場合がある。有害鳥獣駆除では春〜秋にも捕獲されることがある。
捕獲統計:環境省が毎年公表している鳥獣関係統計(外部サイト)で、ツキノワグマの都道府県別捕獲数を確認できます。西日本・九州で特に捕獲数が多く、近年は東日本でも増加傾向が続いています。
対応猟銃と弾の選び方
散弾銃+スラッグ弾が主流。12番ゲージのスラッグ弾で急所を正確に狙う必要がある。ヒグマほどの体格ではないものの、半矢(手負い)にすると極めて危険なため、確実に仕留められる距離(30〜50m以内)での射撃が求められる。ライフル銃があればより安全に対応できる。空気銃は威力不足で使用不可。
ポイント:猟銃の取得手続きや費用について詳しくは熊ハンターになるには?を参考にしてください。
猟法とアプローチ
巻き狩りがもっとも安全な猟法。勢子が犬を使ってクマを追い出し、タツマの射手が仕留める。単独でのクマ猟は非常に危険で、経験豊富なベテランでも慎重を期す。忍び猟はクマ棚やドングリ林での痕跡を頼りにアプローチするが、遭遇時の距離が近くなりがちで上級者向け。
安全上の注意:クマ猟は狩猟の中で最も危険とされる。手負いのクマは射手に向かって突進してくることがある。必ず複数人で行動し、単独でのクマ猟は避ける。クマスプレーの携帯も推奨。仕留めた後も完全に絶命を確認してから接近する。
ジビエとしてのツキノワグマ
熊肉は濃厚な味わいで、脂がのった秋〜初冬の肉は「熊鍋」として珍重される。熊の手は中華料理の高級食材。脂肪(熊油)は民間薬として古くから利用されてきた。ただし寄生虫(旋毛虫)のリスクがあるため、必ず十分に加熱調理すること。
ジビエ料理のレシピや食べ方について詳しくは猟銃所持許可の難易度も参考にしてください。
🍴 熊肉(珍味の最高峰)を食べてみたい人へ
狩猟免許がなくても、ジビエ肉は通販で購入できます。中華の高級食材として知られる「熊の手(熊掌)」は、実はAmazonで買えます。鍋用の熊肉スライスは下の通販まとめから。
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よくある質問
Q. ツキノワグマとヒグマの違いは?
ツキノワグマは本州・四国に生息し体重60〜120kg。ヒグマは北海道のみで体重150〜300kg。体格差が大きく、ヒグマ猟にはライフルが事実上必須です。詳しくは熊ハンターになるには?を参照。
Q. ツキノワグマ猟に特別な許可は必要?
狩猟免許と猟銃所持許可に加え、都道府県によっては捕獲頭数の制限や事前届出が必要です。猟期前に必ず各都道府県のルールを確認してください。
Q. 初心者がいきなりクマ猟はできる?
技術的にも安全面でも、初心者がいきなりクマ猟に挑むのは推奨しません。まずシカ・イノシシ猟で経験を積み、ベテランのクマ猟チームに同行するところから始めましょう。
まとめ
- ツキノワグマは日本の狩猟鳥獣に指定されている
- 猟期は原則11月15日〜翌2月15日(地域差あり)
- 対応猟銃:散弾銃+スラッグ弾が主流。
- 安全に配慮し、法令を遵守して猟を楽しみましょう
狩猟免許の取り方から装備の揃え方まで、詳しくはジビエとは?を参考にしてください。
参考・引用元
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。猟期・捕獲規制は都道府県によって異なります。猟期前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。
| 銃の種類 | 弾・猟具 | 有効射程 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 散弾銃 12番 | スラッグ弾(高威力品) | 50〜80m | 最低限の選択。大型個体には威力不足の場合あり |
| ライフル銃 | .308 Win以上 / .30-06 / .300 Win Mag | 100〜200m | クマ猟では威力重視。ストッピングパワー優先 |
チョーク:スラッグチョーク必須


