この記事では、テン・イタチ(ニホンイタチ・オスのみ)の特徴・見分け方・猟法・対応猟銃をまとめて解説します。
この記事でわかること
- 各種の外見・見分け方
- 生態と分布
- おすすめの猟銃と弾
- 猟法とアプローチ
概要
テンとイタチはイタチ科の中型獣で、どちらも素早い動きと細長い体型が特徴です。かつては毛皮の採取を目的に盛んに猟が行われましたが、現在は毛皮の需要が減り、猟の対象としては比較的マイナーな存在。イタチはオスのみ捕獲可能で、メスは保護されている点に注意が必要です。

中型獣(左:テン、右:イタチ(オス))
テン(Martes melampus)
体長40〜55cm、尾長17〜23cm。冬毛は黄褐色で「キテン」、夏毛は暗褐色で「スステン」と呼ばれる。顔は白〜クリーム色。木登りが得意で、森林の樹上で生活。雑食性で果実・小動物・昆虫を食べる。毛皮が美しく、かつては高値で取引された。
イタチ(ニホンイタチ・オスのみ)(Mustela itatsi)
体長27〜37cm。細長い体型で茶褐色の毛。水辺を好み、魚・カエル・ネズミを捕食。オスのみが狩猟鳥獣で、メスは捕獲禁止。体が小さいメスとの判別が必要。
捕獲統計:環境省が毎年公表している鳥獣関係統計(外部サイト)で、テン・イタチの都道府県別捕獲数を確認できます。西日本・九州で特に捕獲数が多く、近年は東日本でも増加傾向が続いています。
対応猟銃と弾の選び方
散弾銃+6号〜8号の散弾で対応可能。空気銃でも十分。ただし実際には箱わなでの捕獲が一般的。銃猟で狙う機会は多くない。
ポイント:猟銃の取得手続きや装備選びについて詳しくは知識試験(鳥獣の知識)総まとめを参考にしてください。
猟法とアプローチ
テンは箱わなを樹上や地上に設置して捕獲するのが主流。エサには果実や鶏肉を使う。銃猟では犬を使って追い出すこともあるが、樹上を素早く移動するため射撃は難しい。イタチは水辺の箱わな設置が効率的。イタチのオス・メスの判別は体のサイズで行い、体長30cm以上がオスの目安(地域差あり)。
よくある質問
Q. テンの毛皮は今でも価値がある?
昭和の最盛期に比べると毛皮の需要は激減しています。ただし「キテン」と呼ばれる冬毛の黄金色の毛皮は今でも一部で珍重されます。
Q. イタチのメスを間違えて捕獲したら?
イタチのメスの捕獲は違法です。わなにかかった場合はサイズを確認し、メス(体長25cm以下が目安)であれば速やかに放獣してください。
Q. テンとイタチの見分け方は?
テンは体が大きく(40〜55cm)顔が白い。イタチは小さく(27〜37cm)顔全体が茶褐色。テンの方が丸い顔つきです。
まとめ
- テン・イタチ(ニホンイタチ・オスのみ)はいずれも日本の狩猟鳥獣に指定されている
- 猟期は原則11月15日〜翌2月15日(地域差あり)
- 種類ごとの特徴を把握し、確実に判別してから射撃する
- 安全に配慮し、法令を遵守して猟を楽しみましょう
狩猟免許の取り方から装備選びまで、詳しくは狩猟免許の取り方を参考にしてください。
参考・引用元
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。猟期・捕獲規制は都道府県によって異なります。猟期前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。
| 銃の種類 | 弾・猟具 | 有効射程 | 補足 |
|---|---|---|---|
| わな猟(主流) | 箱罠・くくり罠 | — | 小型獣のためわな猟が最も現実的 |
| 第二種銃猟(空気銃) | 4.5mmペレット | 20〜30m | 銃猟の場合は空気銃が適している |
チョーク:—(空気銃にチョーク概念なし)

