「エゾライチョウを猟で獲ってみたい」「エゾライチョウ猟にはどんな銃や弾が必要?」——この記事では、エゾライチョウ(Hazel Grouse)の生態・分布・猟期・対応猟銃・猟法まで、猟を始める前に知っておきたい基礎知識をまとめました。
この記事でわかること
- エゾライチョウの外見・足跡の特徴
- 生態と行動パターン
- 分布と主な猟場
- おすすめの猟銃と弾の選び方
- 猟法とアプローチの仕方
エゾライチョウとは? — 姿と基本情報
エゾライチョウ(学名:Tetrastes bonasia)は日本の狩猟鳥獣に指定されている野生動物です。

エゾライチョウ
外見の特徴
体長30〜38cm、体重300〜450g。灰褐色の体に白い腹部。オスは喉が黒い。ライチョウ(雷鳥)とは別種で、本州の特別天然記念物ライチョウとは異なり狩猟鳥獣。冬でも白くならない点もライチョウとの違い。
足跡の特徴
小型の鳥類型足跡。冬は足に羽毛が密生して「雪靴」のようになり、雪上歩行に適応している。
生態と行動パターン
北海道の針広混交林に生息する留鳥。地上と樹上の両方で生活し、冬はカバノキの芽・冬芽を主食とする。夏は昆虫・ベリー類も食べる。警戒すると「ピッ」と高い声で鳴く。単独またはペアで行動。繁殖期は5〜6月で、地面に巣を作り7〜10個の卵を産む。
分布と猟場
北海道のみに分布。全道の針広混交林・広葉樹林に生息するが、近年は個体数が減少傾向。特に道央・道南では減少が目立つ。
猟期
北海道の猟期は10月1日〜翌1月31日。
捕獲統計:環境省が毎年公表している鳥獣関係統計(外部サイト)で、エゾライチョウの都道府県別捕獲数を確認できます。西日本・九州で特に捕獲数が多く、近年は東日本でも増加傾向が続いています。
対応猟銃と弾の選び方
散弾銃+7号〜9号の散弾が最適。小型の鳥なので細かい散弾を使う。空気銃でも対応可能。有効射程は散弾銃で15〜25m(林内での近距離射撃が多い)。
ポイント:猟銃の取得手続きや費用について詳しくは北海道で狩猟免許を取るにはを参考にしてください。
猟法とアプローチ
北海道の森林を歩きながら探す歩き猟が基本。エゾライチョウは人を恐れにくい個体もおり、木の枝にとまったまま逃げないこともある。ホイッスル(呼び笛)で鳴き声を模倣しておびき寄せる方法も伝統的に使われる。飛び立った場合は短距離・低空飛行なので、キジ猟に似た射撃技術が必要。猟犬はあまり使われない。
安全上の注意:北海道の冬山は積雪が多く、低体温症・遭難リスクがある。十分な冬山装備と地図・GPSの携帯を。
ジビエとしてのエゾライチョウ
エゾライチョウの肉はキジ・ヤマドリに匹敵する美味とされ、北海道の猟師の間では人気が高い。胸肉のローストやスープが定番。
ジビエ料理のレシピや食べ方について詳しくは狩猟の装備一覧も参考にしてください。
よくある質問
Q. エゾライチョウとライチョウは同じ?
別種です。本州高山帯のライチョウ(雷鳥)は特別天然記念物で捕獲禁止。エゾライチョウは北海道の森林に棲む別の鳥で、狩猟鳥獣に指定されています。
Q. エゾライチョウ猟は初心者でもできる?
北海道の冬山を歩く体力が必要ですが、鳥自体は警戒心が弱い個体も多く、見つければ比較的撃ちやすいです。ただし北海道の冬山のリスク管理は必須。
Q. エゾライチョウは減少している?
近年は個体数の減少が指摘されています。乱獲を避け、必要以上に捕獲しない自主規制も大切です。
まとめ
- エゾライチョウは日本の狩猟鳥獣に指定されている
- 猟期は原則11月15日〜翌2月15日(地域差あり)
- 対応猟銃:散弾銃+7号〜9号の散弾が最適。
- 安全に配慮し、法令を遵守して猟を楽しみましょう
狩猟免許の取り方から装備の揃え方まで、詳しくは鳥獣判別 完全攻略を参考にしてください。
参考・引用元
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。現在実猟に向けて準備中。免許取得の勉強・試験の実体験をもとに、これから狩猟を始めたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の情報は2026年6月時点のものです。猟期・捕獲規制は都道府県によって異なります。猟期前に必ず各都道府県の公式情報をご確認ください。
| 銃の種類 | 弾・猟具 | 有効射程 | 補足 |
|---|---|---|---|
| 散弾銃 20番 | 6号〜8号散弾 | 15〜25m | 北海道限定。小型のため20番が扱いやすい |
| 散弾銃 12番 | 6号〜8号散弾 | 20〜30m | 12番でも問題なし。弾を細かくして密度を上げる |
チョーク:改良シリンダー〜スキートチョーク

