「猟銃を持ちたいけれど、最初の猟銃等講習会(初心者講習)の考査って難しいの?」「もし落ちたら、また6,900円払って受け直し…と思うと怖い」。銃の所持を目指すと、まずこの筆記試験の壁にぶつかります。私自身、この初心者講習の考査を受けて合格し、いまは所持許可の交付に向けて射撃教習を待つ段階にいます。
結論から言うと、考査はきちんと対策すれば落ちる試験ではありません。ただし「なんとなく講習を聞いていれば受かる」ほど甘くもない。この記事では、実際に受けた立場から、考査の難易度・出題範囲・落ちる人の共通点・落ちないコツを具体的に解説します。
ポイント:考査は○×(正誤)式50問、おおむね45問(9割)正解で合格。その日のうちに採点され、合否がわかります。
猟銃等講習会の考査とは?
猟銃や空気銃を持つには、銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)にもとづき、まず猟銃等講習会(初心者講習)を受け、その最後に行われる考査(筆記試験)に合格して「講習修了証明書」を受け取る必要があります。これが所持許可までの最初の関門です。
考査の形式は、○か×かで答える正誤式50問。合格ラインは都道府県でおおむね45問(9割)と高めに設定されています。半日ほどの講習を一日聞いたあと、その場で試験を受け、採点までされる——という流れです。講習会の申し込み方法や当日の持ち物・費用(受講料6,900円)については猟銃等講習会(初心者講習)の受け方にまとめました。
考査は難しい?合格率と「落ちる人」の共通点
合格率は都道府県や回によって差がありますが、体感では「きちんと勉強してきた人はほぼ受かり、油断した人がまとまって落ちる」試験です。9割という合格ラインは、50問中6問しか間違えられないということ。ここが「意外と難しい」と言われる理由です。
落ちる人には共通点があります。
- 講習を聞くだけで対策した気になっている——講義は聞き流すと頭に残りません
- ひっかけ表現に慣れていない——「〜してもよい/〜してはならない」の反転で失点する
- 数字・例外を覚えていない——保管の基準や年齢要件など、細かい数字が問われる
注意:狩猟免許(第一種銃猟)の知識試験と、この所持許可の考査は別物です。私は先に狩猟免許を取っていましたが、考査は「法令・銃の取り扱い」の比重が高く、油断できませんでした。
考査の出題範囲は?
考査は、警察庁が公開している「考査基準問題」の範囲から出ます。大きく分けると次の2分野です。
| 分野 | 主な内容 |
|---|---|
| 所持に関する法令 | 許可の要件・欠格事由、保管の基準、譲渡・運搬のルールなど |
| 使用・取り扱い | 安全な取り扱い、実包の管理、事故防止の心得など |
ボリュームとしては法令の比重が大きいのが特徴です。丸暗記というより「なぜそのルールがあるのか」を理解すると、初見のひっかけ問題にも対応しやすくなります。所持許可全体でどれくらいの費用・期間がかかるのかは猟銃所持許可の取り方・全国版の流れで確認しておくと、勉強のモチベーションも保ちやすいです。
考査に落ちないコツ|過去問の反復が最短
私が実際にやって効果があったのは、次の3ステップです。
- 教本を一度通読する——講習で配られる冊子に目を通し、全体像をつかむ
- ○×形式の問題を反復する——考査は正誤式なので、正誤式で練習するのが一番効率的
- 本番形式の模試で仕上げる——50問を通しで解き、間違えた分野だけ復習する
📝 考査対策は無料でできます:警察庁公開の考査基準問題をもとにした猟銃等講習会 考査の練習問題集(461問・無料)と、本番と同じ○×正誤式・50問の無料模試を用意しています。スマホで反復すれば、6,900円を無駄にするリスクをぐっと減らせます。
「経験者講習(更新時など)」は考査の形式や難易度が初心者講習と異なります。違いは猟銃等講習会(経験者講習)とはで解説しています。
よくある質問
Q. 考査は何問中何問で合格ですか?
A. ○×(正誤)式の50問で、おおむね45問(9割)の正解で合格です。合格ラインは都道府県により多少異なる場合があります。
Q. 落ちたらどうなりますか?
A. 講習修了証明書がもらえないため、所持許可の申請に進めません。再受講には改めて受講料(6,900円)と申し込みが必要です。だからこそ一発合格を狙う価値があります。
Q. 狩猟免許を持っていれば考査は免除されますか?
A. 免除されません。狩猟免許(銃猟)と、猟銃所持許可のための猟銃等講習会の考査は別の制度です。それぞれ合格する必要があります。
まとめ
- 考査は○×式50問・おおむね9割(45問)で合格。6問しか落とせない
- 出題は「所持の法令」と「使用・取り扱い」が中心で、法令の比重が大きい
- 落ちる人は「講習を聞くだけ」「ひっかけに弱い」「数字を覚えていない」
- 最短ルートは○×形式の過去問反復+本番形式の模試
初心者講習は所持許可への第一歩にすぎませんが、ここで足踏みすると全体が止まります。まずは無料の考査模試で今の実力を測ってみてください。合格ラインに届いていない分野が、そのままあなたの勉強すべきポイントです。
参考・引用元
- 警察庁(外部サイト)/銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)にもとづく猟銃等講習会・考査の制度
この記事を書いた人
千葉県在住。狩猟免許(第一種銃猟)取得済み。猟銃等講習会(初心者講習)の考査に合格し、現在は所持許可の交付に向けて射撃教習を待つ段階。取得の実体験をもとに、これから銃を持ちたい人が迷わないよう情報を発信しています。
※ 本記事の制度情報は2026年8月時点のものです。合格基準など細部は各都道府県公安委員会(警察)の最新情報をご確認ください。
