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狩猟免許取得後に必要な法律知識と更新手続き完全ガイド|有効期限・更新の流れを解説

狩猟免許

狩猟免許を取得したあと、「何を守れば合法的に狩猟できるの?」「更新っていつやるの?」と迷う方は多いです。免許を持っていても登録や更新を怠ると、狩猟は違法行為になります。この記事では、取得後に必要な法律上のルールと、3年ごとの免許更新手続きを初心者にもわかりやすく解説します。

取得後に守るべき法律のルール

狩猟に関する法律の柱は「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(鳥獣保護管理法)です。狩猟免許はあくまで「試験に合格した資格」であり、実際に狩猟を行うには毎年の手続きと法令の遵守が別途必要です。

ポイント:「免許 = すぐ猟ができる」ではありません。登録・税の納付・期間・区域・方法、すべて守って初めて合法の狩猟になります。

毎年必要な「狩猟者登録」とは

狩猟免許は一度取得すれば継続して使えますが(3年ごとに更新は必要)、狩猟者登録は毎年のシーズンごとに行う必要があります。免許と登録は別物です。

狩猟者登録の仕組み

項目 内容
登録先 狩猟を行う都道府県(複数県またぐ場合は各県ごと)
登録時期 狩猟シーズン前(概ね10〜11月頃)に各都道府県へ申請
狩猟税 登録時に納付(猟法・免除区分によって異なる)
携帯義務 狩猟中は「狩猟者登録証」と「狩猟者記章」を常に携帯・着用

千葉県でわな猟をしている私も、毎年秋に県への登録と狩猟税の納付を行っています。登録証を忘れて山に入るのは法律違反になるので、シーズン初日に必ず確認するようにしています。

注意:他県で狩猟したいときは、その都道府県にも別途登録が必要です。登録証は都道府県ごとに発行されます。

狩猟期間・禁止区域・禁止行為

狩猟期間

鳥獣保護管理法では、基本の狩猟期間が定められています。この期間外に狩猟(有害鳥獣駆除等の許可を受けた場合を除く)を行うことは禁止です。

地域 基本狩猟期間
北海道以外 毎年11月15日 〜 翌年2月15日
北海道 毎年9月15日 〜 翌年1月31日

ただし、都道府県知事は農林業の作業時期や鳥獣の繁殖状況に応じて、期間を延長・短縮できます。シカやイノシシなど獣類は延長されている県が多いので、必ず猟をする都道府県の告示を確認してください。

禁止区域

以下の区域では、一部または全部の狩猟が禁止・制限されています。

  • 鳥獣保護区:鳥獣の保護を目的に設定された区域(狩猟禁止)
  • 休猟区:鳥獣の繁殖・保護のため一定期間狩猟を休止する区域
  • 指定猟法禁止区域:特定の猟法(わな猟など)が禁止されている区域
  • 国立・国定公園の特別保護地区:原則として動植物の採取・捕獲が禁止

絶対にやってはいけない禁止行為

禁止行為 詳細
夜間銃猟 日出前・日没後の銃猟は禁止
危険場所での銃猟 住居集合地域、駅・広場など多数の人が集まる場所での銃猟は禁止
危険方向への発砲 人・家畜・建物・車・電車等に弾が届くおそれのある方向への発砲は禁止
毒薬・爆発物の使用 劇毒物・爆発物を使った猟は全面禁止
電気音響機器の使用 スピーカー等で音を出して鳥獣を誘引する方法は禁止
無断での他人の土地への立入 囲われた土地・作物のある土地で狩猟する場合は占有者の承諾が必須

なお、狩猟免許の取得方法については狩猟免許の取り方を完全解説をあわせて参照してください。

狩猟免許の有効期限は「3年目の9月14日」

狩猟免許には有効期限があります。取得または更新した年から数えて3年目の9月14日が有効期限です。この日を1日でも過ぎると免許は失効し、更新ではなく試験を受け直す必要が生じる場合があります。

ポイント:有効期限は取得月・誕生日に関わらず一律「取得/更新した年から3年目の9月14日」です。車の免許のように誕生日起算ではありません。

有効期限の計算方法(具体例)

取得・更新した年 有効期限
2022年(令和4年) 2025年(令和7年)9月14日
2023年(令和5年) 2026年(令和8年)9月14日
2024年(令和6年) 2027年(令和9年)9月14日
2025年(令和7年) 2028年(令和10年)9月14日

計算式:取得/更新した西暦 + 3 年 = 有効期限の年、その年の9月14日

注意:更新手続きは有効期限の直前(概ね5〜8月)しか受け付けません。早すぎても遅すぎてもNGです。猟友会や都道府県からの通知が来ない場合でも、自分で日程を確認する必要があります。

更新を忘れるとどうなる?

有効期限(9月14日)を過ぎると免許は自動的に失効します。失効後に更新はできず、再度試験(学科・適性検査・実技)を受け直す必要があります。試験費用と準備の手間がかかるため、期限管理は非常に重要です。

更新手続きのステップ

ステップ1:都道府県の日程を確認する(5〜8月頃)

更新は都道府県が主催する「狩猟免許更新適性検査・講習」への参加が必要です。日程は都道府県のウェブサイトや猟友会の案内で毎年公表されます。概ね5月〜8月に受付が行われます。

ステップ2:必要書類を準備する

書類 備考
更新申請書 都道府県所定の様式
写真 種類ごとに1枚(サイズは各県の指定に従う)
医師の診断書 原本。狩猟に支障のない旨の診断書
現在の狩猟免状 更新対象の免状すべて
手数料 1種類につき2,900円(都道府県収入証紙等)

ステップ3:適性検査を受ける

更新では試験(学科・実技)はなく、適性検査のみです。

  • 視力:両眼で0.5以上(矯正可)。銃猟は片眼0.5以上かつ両眼0.8以上など種類ごとに基準あり
  • 聴力:10メートルの距離での会話が聞こえること(補聴器使用可)
  • 運動能力:歩行・四肢の屈伸・挙手・手指の運動ができること

ステップ4:更新講習を受ける

適性検査に合格した後、更新講習があります。近年は会場での集合講習をなくし、自宅でテキストまたは動画を使って学習する形式を採用している都道府県が増えています(千葉県もこの形式)。テキストは適性検査時に配付されます。

費用のまとめ

項目 費用
更新手数料(1種類) 2,900円
医師の診断書 2,000〜5,000円程度(医療機関により異なる)
写真代 数百円〜

猟銃免許の費用については猟銃免許取得にかかる費用まとめもご参照ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 狩猟免許の有効期限は誕生日に関係しますか?

いいえ、関係ありません。有効期限は「取得または最後に更新した年から3年目の9月14日」で統一されています。誕生日起算の車の免許や銃砲所持許可証とは計算方法が異なります。取得年を起点に計算してください。

Q. 更新を忘れて期限切れになってしまいました。どうすればいいですか?

残念ながら、有効期限(9月14日)を過ぎると更新はできません。再度、狩猟免許試験(適性検査・学科試験・実技試験)を受け直す必要があります。猟友会や都道府県の担当窓口にご相談ください。狩猟免許の取り方を完全解説も参考にしてみてください。

Q. 複数の免許(わな猟+銃猟など)を持っている場合、更新は同時にできますか?

はい、同じ年に有効期限が来る免許はまとめて更新できます。手数料は1種類につき2,900円なので、2種類なら5,800円です。申請書は種類ごとに必要な場合があるので、案内をよく確認してください。

まとめ

  • 狩猟免許取得後は毎年の狩猟者登録と狩猟税の納付が必要
  • 狩猟期間(北海道以外:11月15日〜2月15日)・禁止区域・禁止行為を必ず守る
  • 狩猟免許の有効期限は取得/更新した年から3年目の9月14日(誕生日ではない)
  • 更新は毎年5〜8月頃に実施。適性検査(視力・聴力・運動能力)+講習を受ける
  • 費用は1種類2,900円+医師の診断書代
  • 期限切れになると更新不可・試験を受け直しになるため、早めに日程を確認すること

狩猟を続けるうえで、免許の更新と法令遵守は最低限の義務です。忘れがちな更新時期をカレンダーやアプリで管理しておくと安心です。

また、猟銃免許の取得を検討している方は猟銃免許の取得フロー(全国対応)もあわせてご覧ください。

※ 情報は執筆時点のものです。狩猟期間・更新手続きの詳細は各都道府県によって異なります。受験・更新前に各都道府県の公式情報および猟友会の案内を必ずご確認ください。

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