狩猟を志す皆さんへ
この記事では、狩猟を志した皆さんが実際に熊を狩猟できるようになるまでをストーリー立てて、簡潔にまとめています。狩猟や近年の熊被害に興味を持った方は是非ご一読ください。
近年、東北や北海道を初めとした熊被害が話題となっています。熊は実害として人体の生命や損傷に関わるため報道されていますが、農作物など熊以外の動物による被害も実際は多いです。そこで狩猟免許をとってハンターライフを送ろうと思った方も少なくはないんじゃないでしょうか?気になった方は是非目を通していただけると嬉しいです!
狩猟免許と猟銃免許
皆さんは「狩猟免許」と「猟銃免許」の違いをご存知でしょうか??
簡単に説明すると、
- 猟銃免許
- 猟銃を所持することが許可される資格で、各都道府県の公安委員会から許可が降りる
- 猟銃の使用用途は、一般の人にとっては大きく競技射撃・有害鳥獣駆除・狩猟の3つがある
- 筆記試験と技能試験がある
- 狩猟免許
- 狩猟をすることが許可される資格で、これ単体では猟銃を所持できない
- 罠や網を使った狩猟なら、この資格のみで狩猟をすることができる
- 精神面の試験と筆記試験、技能試験がある
つまりみんなが想像するカッコ良いハンターは、狩猟免許と猟銃免許を持っているんです。
わかりやすく例えると「猟銃免許が車の免許で、狩猟免許が大型トラックやタクシーの免許」という形で、両方持っていないと特殊な車両に乗れないのと同じように、これらも両方持っていないと銃を使った狩猟はできないんです。
なお、これら2つは取る順番は決まっておらず、両方持っていることが猟銃を使った狩猟の必須条件となっています。筆者は狩猟免許を取ることで猟銃を使った狩猟ができる、つまり猟銃免許の存在は知りませんでした。皆さんにとっても盲点だったのではないでしょうか?
猟銃免許の取り方
猟銃免許が取れたら、あなたは猟銃を所持する資格を得られます。猟銃免許には大きく2つがあり、「空気銃」と「火薬銃」があります。今回は熊を狩猟するということで、火力がある「火薬銃」の猟銃免許の取得が必要です。
猟銃免許の取得方法については、こちらでまとめているので是非参考にしてください。
狩猟免許の取り方
狩猟免許が取れたら、資格の種類による方法で狩猟をする資格を得られます。狩猟免許には大きく4種類あります。
- 網猟
- むそう網、はり網、なげ網などの「網」
- 主に鳥類を対象とする狩猟法
- わな猟
- くくりわな、箱わな、はこおとしなどの「わな」
- イノシシやシカなど、地上を歩く動物を対象とすることが多い
- 第二種銃猟免許
- 空気銃(エアライフル)
- 比較的扱いやすく、初心者でも始めやすい銃猟免許
- 第一種銃猟免許
- 散弾銃、ライフル銃(装薬銃)、空気銃も手続きすれば使用可能
- 大型獣も対象で危険性も伴うため、高い知識と技能が求められる
このうち、今回は熊を狩猟するということで、猟銃を使う「火薬銃」を使った第一種銃猟免許または箱わなの取得が必要です。箱わなをはじめとするわな猟は、動物愛護・騒音の観点から1日1回の見回りが義務付けられており、実質的に動物がたくさんいる地域に住んでいる方でないと扱えない資格です。なので、今回は第一種銃猟免許をメインとした解説をします。
狩猟免許の取得方法については、こちらでまとめているので是非参考にしてください。
両資格を取ったら
各資格適切な申請を各都道府県の考案や猟友会に申請することで、狩猟をすることができます。しかし、ここには落とし穴があります。それは、火薬銃の中にも2種類があるということです。
2種類というのは散弾銃とライフル銃のことで、猟銃免許の取り立てでは散弾銃の所持許可しか降りません。FPSをやっていると散弾銃は近距離なら強いじゃん!と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、あなたは近距離で熊と格闘する勇気がありますか?最長飛距離4kmのライフル銃が必要ですよね。
ではライフル銃を取得するにはどうすれば良いのでしょう。それは、細かい条件は色々あるものの、一番大きな制約は猟銃免許と取得してから10年が経過していることです。2024年の法改正によってこの10年の規制がかかってしまいました、、、。
まとめ
皆さんが猟銃を使った狩猟を志して熊を狩猟できるようになるまでは、約11年が必要です。この数字を聞いて「そんな先になるのか、じゃあ資格を取るのやめようかな」となるかもしれません。ですが、長期的にみて熊含む野生動物の被害を抑えるには、ハンターの数を増やすしかありません。また、熊以外であれば散弾銃でも十分狩猟可能です。
下記に視覚的に理解できやすいよう、11年の流れを図でまとめています。

このサイトを見て少しでも興味が湧いたら、各都道府県の「狩猟免許資格」と「猟銃免許資格」に応募してみてください!わな猟であれば志してから半年ほどで始めることができるので、熊が出没する地域に住んでいる方々はわな猟の取得もお勧めします!適切な資格を取得・時間をかけて、安全に快適なハンターライフを共に過ごしましょう!!

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